La Cherie 【最愛の人】


持っていたお弁当箱を
落とした音で気が付き…。
拾おうとしゃがんだまま…
立ち上がれなかった。


ショックが大きくて……………。



「…んな筈ないよな?
聞きたくて お前探してたんだよ…」


「…わかんない。
最近 連絡あまりしてないの…
彼から聞いたのなら…そうかもよ?」



踏ん張って立ち上がり
教室へと戻ったーーーー…。


周りの声も…音も
耳には入ってこなくて…
ただボケーッとしてた。