「ごめん・・・。俺がいきなり
抱きついたから・・・・・・・。」


真っ暗だったから
慎吾クンの表情は分からなかった。
でも、声は悲しそうな小さな声。

「大丈夫だよっ!!!!
わたしビックリしただけだからっ!!!!」


降ろしてくれたのは 多分ソファー。
電気を付けてくれて
辺りを見渡したら、リビングみたいな所だった。
背もたれにクッションがあり
多分ここは大輔さん夫婦の
お家兼お店なんだな・・・と思った。


「とりあえずコレで拭いて・・・」

渡されたタオルを制服の上から
押さえて拭いた。