明らかに……違よね。
鼻唄を唄いながら運転してる大地さん。

「大地さん……。なんで…ここに?」



車が止まった所は
見慣れない駐車場……。
大地さんの顔を見ることが出来ない。
なんで…こんな事になったの??

みんなの所に連れてってくれるって…。
ここに居ないのは分かるよ…。

「キャンプ場に…もど…………」


大地さんはわたしの顔を抑えて
無理矢理 唇を合わせてきた。


いやっ!!!!!!
思いきり身体を離そうとしたら
歯が当たったのか 血の味がした。
…唇が切れたらしい。

「なんで!?………」

大地さんはわたしの問いかけに
無視して首元に舌を這わせてきた。


ヤダ!!!!!ヤメテ......!!!!!!

思いきり頭を掴むと投げつけて
車から飛び出した。