「話ってなに……?」

蘭とは電話で話した以来だな。

「私がここに来るって思わなかった?」

俺はその場に座り込みタバコに火を付けた。
返事はしなかった。

「私の前では昔のあなたなのねww」

だから…なに??
イライラするな……

「じゃあ、単刀直入に言うわ。
私 まだあなたのことが好きよ。
…私の入る隙はある?」

「ねぇし」

ってか…すき狙いかよ…。
絢香にまた変な事言わなければいいけど

「いくら言われても
また好きになる事はねぇ
だから…
他を探して欲しい。」

タバコを消して立ち上がり
帰ろうとした。

背中に衝撃が走ったと思ったら
蘭が後ろから抱き付いていた。


「私にはあなたしか居ないのに??」