大輔さんの店の方が絢佳の家が近い。
しかも…蘭の事なら
大輔さんに相談出来る…。


店は閉まってたけど
チャイムを鳴らしたら
何も言わずに迎えてくれた。



ーーーーーーーー…。

「蘭が絢佳チャンにそう言ったのか?」

大輔さんはコーヒーを入れながら
聞いてきた。
俺はそれを飲みながら
一部始終を話した。

「何を話したのかは…
はっきり分からないが…
絢佳にそう言ったって…蘭が」


「ただ…それだけじゃない気がするんだ…」

「ん?」

「そんな事で壊れるほど
俺は適当に付き合ってたんじゃないって
絢佳も分かってると思うんだ…」