~慎吾side~


海沿いを少し歩いた所に
俺達の行き付けの店がある。
[COCHON コション]
昼間はカフェだか夜はバーになる。

ここのオヤジが俺達の先輩で
去年結婚して夫婦で経営してる。
雰囲気は嫁さん好みだから俺達には場違いだか
気兼ねなく集まれる場所になってる。



チリン♪


ドアを開けて絢佳を先に通した。

「いらっしゃい♪あれっ?慎吾クンじゃない?」



嫁さんの声と同時に
「やっぱり来たか!!」

後ろから声がし
振り向くと大輔さんが
俺の頭をポンッと叩いた。




「いってぇ…」