どのくらい抱き締められてたか
辺りを見渡したら
夕焼けから夜に変わってきてるのがわかった。


「お腹空かない?」


慎吾クンの声がして
顔をあげたら手を差し出して
立っていた。


「んっ…////ぅん。」



その格好がすごく素敵で
まるで王子様みたいな笑顔!!!




差し出された手を取ると
ヒョイっと簡単に立ち上がれた。



手を繋ぎ 来た道を戻る……。
何も必要以上は口に出さない
彼だけど
この暖かい手は離したくない…
そう思ったんだーーーー。