そぉっとドアから出て行こうとして背中越しに
ドアノブを探す…
あ…あった!!!
ガチャ……ん?????
ビクともしないよ??
あれ?何でだっけ…??
「鍵かけたから。誰も居ないし
誰も入ってこないって…」
慎吾クンの落ち着いた声に
今度は緊張してきた…。
振り返ると彼の顔が
今にも触れそうな程 近くにあった。
「絢佳…。諦めて…。
一緒に入ろうよ」
わたしの耳を片手で触りながら
頬を撫でている手…。
彼の表情がとても優しくて…
その瞳に吸い込まれた感覚に落ち
わたしは 自然と
コクンと頭を下げていた…。

