La Cherie 【最愛の人】


「俺には絢佳が居るし。
端から 無理矢理参加させられてたからww」


慎吾クンが握る手に
ギュッと力が入った。

顔を見上げたら言われた…。


「何 余計な事考えてる?ww
そんな不安そうな目するなよ」




慎吾クンの表情がすごく優しくて…
曇りのない瞳で見られてる。



わたしはそのまま慎吾クンに
凭れて呟いた…。



「…昔の事だって…わかってても
嫉妬した……」




何も言わずに抱き締めてくれて
背中をポンポンって叩いてる。


「絢佳…こっち向いて…」



ユックリ顔を上げた途端
唇を塞がれた。


んんっ…ふぁっ……
慎吾クン…ここ…道端!!!!!!