目に写ったのは
無数の紅い印…………。


「な…にこ…れ!?」


ビックリするくらいハッキリと
写し出された印…。
しかも…耳の下ら辺で
うなじに少し近い………。



自分で見ても恥ずかしいのに
慎吾クンのお母さんに指摘されて
気が付くなんて…


「あ…すいません……」

咄嗟に謝っちゃったww




選んだ柄は
黒と白のモダンな感じの浴衣。


さすが、着付けの先生!!
あっと言う間に着替え終えて
慎吾クンの待つリビングへ入った。



「おまたせ~♪」




振り向いた慎吾クンは…
一瞬目が合ったのにすぐに逸らされた。




えっ………………っ!!