空港まで送ってくれた
伯父さんが
「また来年も頼むよww」
と手を振っていた。


仕事自体 嫌いではなかったから
今度は絢佳と…

「旅行に来ます。彼女連れて」


そう言って挨拶をした。
機内に入る前に絢佳に電話しとこうーーーーーー。



「もしもし?絢佳か…?
今から帰るから。帰ったら
すぐに会いに行くな。」


電話が繋がったと同時に
相手の確認もせずに話してしまった。


「あんた。まずは親に
電話するんじゃないの~?」


電話の声は真弓。



あれ?俺かけ間違えたか…?


耳から携帯を離して見てみた…。
それと同時に俺の名前を呼ぶ声が
聴こえた。


「慎吾クン!!…」