「また一人で考え事??」

その声は光汰だった。

「あはは。ちょっと意思確認中ww」

光汰はわたしの横に座ると
飴を渡してきてこう言った。

「慎吾には黙っとけって言われたけど
二人がすれ違ってるの見てて
黙ってられないから話すわww」

「・・・・すれ違ってるって??」


ーーーーーーーーー。


光汰は沖縄に付いてからの
慎吾クンの出来事を話し始めた。
携帯を由香子に奪われて
電話が出来なかったこと。

そもそも由香子ちゃんってだれ?


その疑問にも詳しく話してくれた。




「・・・・・すれ違いかぁ・・・・。」

ぼそっと呟いた。

「連絡無くて心配や不安になるほど
あいつの事好きなんだろ?
きっと あいつも今同じ気持ちだよ」



光汰が嘘ついてまで
こんな話してくれる訳ないもんな・・・・。
わたしの・・・・・勘違いでいいんだよね。







なんだか少し気持ちが楽になった。
後は慎吾クンときちんと話そう・・・・。


「光汰・・・。色々ありがとね・・・・。」

「おう。二人とも俺のダチだからな♪」



そう言い残して自分の席に戻っていた。