La Cherie 【最愛の人】


「お前との関係は昔に終わってるんだ。
今は ただの友達としか思ってない。」

「・・・友達ね・・・・。
私はこんなに好きなのに??」

由香子がまっすぐこっちを見てきた。

「お前は・・・・好きって思おうと
無理してるんじゃないのか?
好きな相手を困らしてまで
束縛しておくのが お前の好きなのか?」

「・・・・っ。」


「俺はそんな女を彼女にしたいとは思えねぇな。」

「・・・・分かってるってば!!!!
だって・・・・・・悔しかったんだもん。」

由香子は歯を食いしばって話始めた。


「慎吾に好きな人が出来たって言ったら
何も言わずに分かれたよね!!!!!
・・・・・結局 私ばっかりが好きだったんだって
痛感させられた・・・。
だから・・・・・慎吾が幸せになってるのが
許せなかったの!!!!!」

「初めからそう言えばいいのに。」


由香子は大きなため息をついてベットに座った。



「・・・・執着かぁ~。言われてみれば
そうだったのかなぁ。
どうすれば・・・・彼氏になってくれるかってより
どうすれば・・・・慎吾が困るかなって・・・・」

おいおい・・・。
相当なSじゃねぇかよww


「お前は妹みたいに 友達でいてくれれば
嬉しいんだけど??」


俺も嫌いだった訳じゃない・・・。
だから・・・・ここは穏便に済ませておきたかった。