慎吾クンのバイクに乗って
どれくらい走っただろう…。

途中信号待ちで停まると
彼はわたしの手をギュッと握ってきて
何も言わないけれど
何故か安心していた。



あっーーーーー
潮の香りがしてきた。
海にでも行くのかなーーー。



バイクに乗ってる間中
ドキドキが止まらなかった////

初めて会った人と
知らない場所にきてるから…
いや…ーーーーー
彼と一緒に居る事自体に
ドキドキしてるのかもしれない。





「ここ…。ちょっとこっちに来て」




慎吾クンは
バイクから降りて手を引っ張った。