次の日 俺は伯父さんに休みを貰って
由香子のホテルを探した。

真弓から聞いたとおり
由香子はこのホテルに居るらしい・・・・。


部屋の前まで来て
チャイムを鳴らす。

ーーーーーーー。

「はい?」

「俺だよ。」

「・・・・慎吾!?」

「ココを開けろよ」

笑顔も無く冷めた口調で言う。

「もう見つかっちゃったんだ・・・。
ちょっと待ってて」

カチャ・・・・・。


そのドアが開くと同時に部屋に入り込んで
自分の携帯を探した。


「ちょ!!!!・・・・しんご!?」


由香子と話すつもりは無い。
携帯さえ見つかれば すぐに出て行く。



「携帯ならここには無いってば!!!!!」



由香子の言葉に動きが止まった。
はぁ・・・・!?
無いってどういうことだよ・・・・・。