La Cherie 【最愛の人】


やっぱり一人になるんじゃなかった…。
込み上げてきた涙を拭いて
部屋に戻ろうと思い、来た道を戻る。



「あっ…」

声がして振り向くと
そこには先輩が立っていた。



「あれ?原田先輩…?
こんな所で どうしたんですか?」

「仲原が一人でどこか行ったから
あと付けた訳じゃないんだけど…
声かけにくくて…つい。」




「あ…見つかっちゃいましたかww」
笑顔で答える。



「…なんで泣いてるんだ…?」






えっ……………。
泣いてなんか…。



自分の頬を触ると
そこは冷たかった。



…涙…出てたんだ……。