La Cherie 【最愛の人】


部屋に入ると鞄をあさり
充電器を探す。


あれ??
ねぇ…………。


コードらしきものを見つけ
引っ張り出した…………がっ!!!!!!
なんだこれ??
携帯用じゃねぇ……………
焦ってたから 間違えて入れたらしい。



絢佳に連絡ができねぇ……。






不本意だが
俺は由香子の部屋をノックした。
…あいつなら 持ってきてるだろ……。






「はぁい?慎吾から来てくれるなんて♩
どうした??」

「携帯の充電器忘れた…。
貸してくんねぇ??」

必要以上は話さない。

「充電器??ちょっと待ってて~」



由香子は部屋に戻り
探してる様子だった。



戻ってくると笑顔でそれを見せた。

「サンキュー」
手を伸ばして取ろうとしたが
簡単にピョンっとそれを隠された。