「どういうつもりか??」
車に乗った由香子に聞く。
「私 彼女に見えるんだね♩」
「そんな事をどうでもいい」
イライラする。
「別に良いでしょ?泊まるところないもん」
無計画かよ……。
明日にでも帰そう。
ただでさえ 忙しそうなのに
こいつの世話まで出来るか!!
「着いたぞ」
伯父さんに言われて外を見たら
よくパンフレットとかに載ってる
立派なホテルだった。
「マジかよ…」
開いた口が塞がらないってこの事か……。
「弟はなかなか連れて来なかったからなぁ~。
明日から働いて貰うぞ」
親父のお兄さんが
沖縄にいるのは知っていたが
まさかこんなホテルだとは…。
部屋は一緒が良いかと
聞かれたが ハッキリと断った。
彼女でもない事も。
だけど
隣の部屋を用意されて連れられた。

