「光汰～～!!!」
その声が聞こえ顔を上げると
そこには知らない男と一緒に
歩いている絢佳の姿･････。

しかもほのかに顔が赤いって･･
どういう意味だ!?
俺は不機嫌な顔で光汰を見た。


それよりも･･････。
久々に見た絢佳は、
前に見た時より
断然可愛くて･･･････。
あのｸﾙっとしたﾊﾟｰﾏっけの髪に
よく似合うｶﾗｰに変わっていた。
まぁ～前のこげ茶色も似合ってたが
ﾊｰﾌに間違えられるんじゃねぇの？って位綺麗になっていた。


そう思うと一段と
隣で歩いてる奴が気に食わない。

隣に座ってた天木は
俺の態度に気づいてか
一人でｹﾗｹﾗ笑ってやがるし
「あやかﾁｬﾝ　かわいいなぁ～♪」
なんて挑発してくる。

天木と光汰には絢佳の話をした。
ってか光汰に話したら、
知らない間に天木にも伝わってた。
そんな俺が気になった女を
見てみたいって事で付いて来たが････。


こいつは気をつけないと
誰の女でも手を出す。
来るもの拒まず　じゃなくて
狙った獲物は必ず　ﾀｲﾌﾟ。

正直連れてきたくなかったが
煩かったから。
「俺の。｣
一言だけ言い、それ以上は
お互い話さなかった。