あっという間に空港に着いて 真弓にチケットを渡された。 「向こうに着いたら伯父さんがいるから よろしく伝えてね。」 「あ…真弓!!!」 呼び止めると手を降って そそくさと帰っていった。 絢佳のこと 頼もうとしたのに…。 荷物を預けて搭乗口で待つ。 向こうに着いたら 絢佳になんて話そう。 そう考えこんでいたからか 由香子がいた事に気が付かなかった。