「槙吾〜遅刻するわよっ!!!!!」
真弓に呼ばれて目が覚めた。
まだねみぃ……。
「あんた今日から出稼ぎでしょ!?
支度出来てんの?まさか…
忘れてたとか 言わないわよね?」
はぁ……??
出稼ぎ??????
起き上がったまま頭を掻くと
パコンと頭を叩かれ。
「あんた今日から沖縄でしょ!!!!
お金貯めるから
住み込みで働くって…
伯父さんに頼んだじゃない」
あぁ…
そう言えば 毎年手伝いに来いって
言われてたのを 今年は…って!!!!!
マジか!!!!!
マジか!!!!!おい!!!!!!
一気に目が覚めた。
携帯を見たが電源が落ちてた。
「真弓…今日 何日…?」
「今日は24よ。空港まで送って行くから
早く下に降りてきてよね。
私も今日は忙しいの」
「真弓…俺行けねェよ」
絢佳にも何も話してねェ。
まさかこの夏 絢佳とつきあえるなんて
思ってもいなかったから…