La Cherie 【最愛の人】

目を瞑ってこけるのを覚悟した時
フワッと香水の香りがして
暖かい何かに包まれた。
それと同時におでこにチュッって・・・。


「あやか・・・。」


「っ!!!!!!!!」





すぐに彼の声が聞こえてきて
ビックリして顔を上げてみたら

やっぱり慎吾クンの胸の中で
抱きしめられてる状態で・・・
なぜが彼の手は私の腰に回っていた。



「んんんん!?」
心臓が飛び出たんじゃないかって位の恥ずかしさで、何も言えず
ただチュッとされたおでこに
手を当てると、信吾クンはその手を引っ張って自分の手と繋がせた。


-------!!??


パニック-----!!!!!

何がどうなってるの!?



光汰の方を見ると
光汰は知らん振りして天木クンと
あーだこーだ話してて
全く話が見えないんですけど!!!!
ってか この状況を無視しないで!!!