顔を上げた彼は
無表情で少し怖いと思った。

まっすぐにこっちを見つめる
顔はとても綺麗で・・・・・。
思わず見とれていた。

「んで、こっちが慎吾。
新井慎吾は○○高校ね~」
光汰が説明してくれてたけど
私は合った目を離せれずにいた。

「ぅん。慎吾クンね・・・。よろしく。」


彼も私を見たまま目を離さない。


ドクンドクン・・・・・。
私の髪の毛を弄る光汰に
聞こえるんじゃないかってくらい
心臓の鼓動がはっきり聞こえてた。


「・・・・・・慎吾でいいよ。」

彼は一言言うと光汰の腕を引っ張り
絡まった私の髪の毛ごと
引っ張られ、体制を崩しそうになった。

あっ・・・こける!!!!!!