慎吾クンのお母さんは
リビングでソファーに座って
本を読んでいた。
「お散歩行ってきますね。
…でも、道を知らなくてww」
地元じゃないから…
全く知らなかった わたしに
丁寧に絵を書いて教えてくれた。
「でも 適当でいいからね」
そう言われ 2人でお散歩に出掛けた。
さくらは自分の行きたい方向に
歩いてくれたから 迷子にならないように
周りを覚えながら 散歩する。
30分位歩いたところで
誰かに呼ばれた気がして振り向いた。
「絢佳ちゃん~こんな所まできてたのねww
慎吾のお迎えに行くけど 一緒に行く?」
息をきらせながら お母さんが立っていた。
あれ?そんなに遠くまで来ちゃってたかな?
家路までの間
わたしに教えたルートを何度も
探したのよ~って聞いた。
お母さん…すみませんww

