お礼を言って
絢佳と店を出た。


昨夜は送ってもらったから
足がないので二人で駅まで歩いた。
手を繋ぎ 時折目が合うとキスをする。


家に帰したくない…。
まだ…一緒に居たい…。



「絢佳…。まだ帰したくない。
一緒にいれないか?」



俺の言葉に絢佳が答えた。

「いいよっ♩
今日は部活休んでいいって
光汰からメール来てたしw」




その笑顔は反則だ…
俺がバイトに行けなくなるw



バイトがある事を言えば
きっと帰るって言うだろうから
俺は家に付くまで黙っていた。




バイトまであと1時間か…。