少し乱れた服を直して
髪を撫でた。
絢佳…泣いていたのか…
縛られていた手首を見た。
こんなにも…赤く痕になって…
痛かっただろうに…
怖い思いをしてたんだろうな…
ギュッと抱き寄せると
絢佳の友達が近寄ってきて
泣きながら 「車に戻ってよう」と言った
俺は絢佳を抱き上げて
車に戻った。
車の中は俺と絢佳とその友達。
「こんな事になってるなんて
思わなくて…。もっと早くに
来てあげたら…絢佳はこんなめに
合わなかったね…。
ごめんなさい…。」
彼女が謝るとこじゃない。
連れてきてくれた二人に
感謝したい位だ…。
彼女も相当なショックを受けていた
今にも 泣き出しそうな顔で
絢佳を見ていた…。
「あんたが 気にする事はない…。
連れて来てくれて…助かった。」

