「…あれ?祐介さん…」



彼はわたしの横に座り
ニコッと笑って持っていた煙草を消した。



だんだん近付いてくる
祐介さんが怖くて後退りする。

でも彼はわたしを
ソファギリギリまで追い詰めると
手を伸ばして頭を触ってきた。



反射的に顔を下に向けると
祐介さんが舌打ちをした音が聞こえた。

「…お前に合わせて
我慢してやってたのに。
絢佳は強引な方が好きなんだな」



聞こえてくる声は
いつもの祐介さんの声とは
思えない位 怖い声だった。

話ながらも髪の毛を触っている。



「絢佳…。
優しく抱くか無理矢理抱くか
どっちがいい?
帰して欲しいならどっちか選べ。」






な…に!?
何言ってるの…??

こんな祐介さん知らない………!!!