カフェに着くと
祐介さんはわたしを2階に案内した。

初めて入った2階は
1階とは違って 大人な雰囲気。


「2階はね。夜はバーになるんだ。」


祐介さんは ちょっと待っててね
と言い残して 厨房らしき所へ入っていく。
一人残されたわたしは
辺りを見渡して見たが
誰も居ない…。


そう言えば
店員さんたちも誰も見ないな…。
裏口から入ってきたから
誰かに会ってもいいのに…。

時間を見たら
まだ11時前。
バーになるんだったら
閉めるのには早い…よね??



少し不安になっていたら
祐介さんが戻ってきた。


「おまたせ!!これなんだ…。飲んでみて♩」


入れたての紅茶の香りがする。
差し出されたマグカップをみると
わたしの好きなミルクティー
キャラメル色のホイップに
赤い花びらとミントの葉っぱが散らしてある。



「うわぁ♩おいしそう!!!」




さっきまで不安になっていた
気持ちがどこかにいってしまい
目の前にあるミルクティーに
心を奪われていたww