La Cherie 【最愛の人】



案内された席は
半個室みたいな作りで
どの席からも花火が見れるように
窓側を向いていた。



「……ビックリです…」

「俺も初めて来るから、
内心ドキドキだよww」



祐介さんの笑顔をみていたら
今日…ちゃんと話せるのか
不安になってきた………。


わたしにこんなにしてくれる
彼に…………
他に好きになった人が
出来たなんて言ったら…
どんな顔をさせてしまうんだろう。




祐介さんは何も悪くないのに
笑顔を奪ってしまうのかと考えていたら
いつの間にか無言になっていた。



「…絢佳チャン…何かあった?」