電車に乗り慎吾クンが見える席に座る。

永遠のサヨナラじゃないのに…
離した左手が寂しいよ。
慎吾クン……




見えなくなるまで
彼の姿を追っかけて
少し涙目になってる自分に
気が付く…。


回りを見渡したら
知らない人に見られていたが
何とも思わなかった。


窓に頭を預けて…
目を瞑ったら
一筋の涙が落ちたのを感じた。






そのままの状態で
携帯を開きメールをおくる。

相手は祐介さん。

『用事があって、出掛けたので
直接○○駅に向かうね。
たぶん3時半には着くと思います。』




送信を押して
慎吾クンと一緒の待受画面を見ながら
眠りに入ったーーーー…。