あたしはダメ元で優那に電話してみた。


「愛梨~?どうした~?」


つ、つながった!!!


「あのさ、今から外出てこれる?」


「うん、いいよ。」


優那~!!
ありがとう。



あたしは特別寮の近くまで行った。

しばらくすると優那がやってきた。



「愛梨!!?どうしたの??」


あたしの目にはいつの間にか涙が。
なんか安心しちゃったんだよね。


「・・・・たっくんから告白されて・・・・・。」


声ももう、涙声。


「それで・・・・・抱きしめられて・・・・・。」


思い出すのも辛い。


「そのところに・・・・賢吾先輩・・・・が。」



優那はあたしのことをそっと抱きしめてくれた。


優那の腕の中はほんとうに太陽みたいに温かかった。