次の日、

私は少し遅れて学校に行った。

楓に会いたくなかった。


でも、やっぱり朱里が心配するから。



「玲香、どうした?学校遅刻してくるキャラじゃねぇだろ?」



楓は私の気も知らず、いつも通りの接し方。

はぁ、男ってやっぱ単純な生き物。



「頭痛かっただけ。」


理由は適当に。

楓に会いたくなかったなんて言えないから。



「まぢ?大丈夫?」


楓はそう言って、私の前髪をあげて、おでこを触った。


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「熱はないな!疲れてるんじゃね?脳の使いすぎ!」


楓はそっとおでこから手を離した。



・・・・・


おでこだけ熱を持ってしまった。