「光が・・・・いなくなった。」


「え?」


「光が・・・・いなくなったんだ。・・・・日本から。」


え・・・・?

どういうこと?



「これ、見て。」


一枚、渡された紙。


そこには、光先輩の字。



『みんなへ


俺、アメリカ行ってくる。


卒業式までは帰ってくるから。


卒業日数足りてるからな。心配とかすんなよ。


別になにがあったとかじゃなくて


元々決めてたんだ。


ただ、タイミングがなかった。


いきなりでごめん。


俺、やりたいこと見つけたから。


それは帰ってきてから伝える。


じゃっ、またな。                    光』