「光~。」 兄貴が俺のことを呼んだ。 そして、部屋に入ってきた。 「お前が泊まるだなんて、聞いてねぇぞ~。」 「わりぃのかよ。」 「いや~今日、彼女来るんだけど~。」 「じゃあ、帰るわ。」 「・・・・嘘だから。」 だよな。 兄貴、たしかにかっこいいけど 性格もけっこういいほうだと思うけど 喫茶店やってっから、彼女にかまってやるヒマなさそうだし。 「さっき、在庫整理してたら、声聞こえたよ。」 「・・・あぁ。」 あ・・・・ あの告白聞かれてたんだ。 別に気にしないけど。