あたしは、愛梨のいる女子寮に向かった。

最近、思うんだよね。

もし、お世話係りなんて仕事、してなかったらどうなってたんだろって。

蒼空くんとも、普通のクラスメイトだったのかな?



愛梨の部屋に着いて、インターホンで愛梨を呼ぶ。


「愛梨~優那だよ!」


そう言ったとたん、ドアが勢いよく開いた。



「優那!!!特別寮、戻って!!!!」


「なんで?」


賢吾先輩とお取り込み中だったのかな?

なら・・・・帰ろうかな?



「今ね、海斗くんからメールもらったの。なんか大島が来てたら特別寮に戻せって。」


ん~?
海斗くん?


あ、蒼空くんだな、きっと。