「がんばれ。」


「サンキューな、海斗。」


俺は、走った。

優那と話しがしたくて。
あいつの思ってること、ちゃんと聞いてやりたくて。



寮に着いて、リビングを見た。

いねぇ。

てか、晩飯は?



じゃあ、部屋か・・・・って、は?

玄関見たら、靴ねぇし。

ということは、高橋の部屋か。


ったく、俺が早く帰ってきた意味ねぇじゃん。



仕方ない、待ってるか。


俺は、リビングで考えた。

あいつに・・・はじめ、なんて言うべきかって。