今日、帰ったら・・・・
なぜか優那が泣いていた。

なんか、あったのか?



誰だよ、俺の大切な優那を泣かせた奴。

女であろうとまぢで殴りてぇ。


俺、優那の泣き顔・・・見たくないから。

まぁ、泣き顔もかわいいけど♪




「楓先輩。」


「どーした?」


「なんかあったんすか?俺が帰ってくる前に。」

気のせいか?
楓先輩の表情が変わった。

「・・・・どうして、そう思うの?」


「優那が・・・・泣いてた。」



楓先輩は、ため息をついてから、俺に言った。



「俺さ・・・蒼空には話したよな。光の過去。」


そう、俺は知っている。

というよりも、この寮の中で優那だけが知らない。