まだお互いぎこちなく、少数のグループで固まっていた。 あたしは、その景色の中で1つ驚いた事がある。 食堂で見掛ける彼を見つけてしまった…。 ワックスで固めた髪、着崩した制服に緩めたネクタイ。 間違いなく、彼だった。 隣に居る男子と会話している姿に少し、目を奪われてしまう。 同じクラスなんだ…。 嬉しいような、恥ずかしいようなこそばゆい感情を感じながら、あたしはただ彼を見た。