俺はポケットから、小さなチューブ型のマヨネーズを出し、牛丼が真っ白になるまでかけた。 いただき―― 「うわっ なんだよコレ」 俺の牛丼を見て亮司が顔をしかめる。 「何って牛丼」 「いやいや 牛丼にマヨネーズ!?ありえねぇ」 「ありえるし うまいから」 俺はかなりのマヨラー。 何でもマヨネーズかけちゃう。 これ、理解してくれたのは俺の父親だけだった。 「半端ねぇ量だぜ…」 「食う?」 「食わねぇよ!」 亮司と昼飯食って、一ノ瀬チラミしてから、教室に戻った。 ああ、俺の女にならねぇかな。