《俺、もっと一ノ瀬の事 知りたいから 夏休み、遊びに誘っていい?》 うぉぉぉいぃぃ!! 何だこの文は!! お前、恋愛シュミレーションゲームやりすぎだろ! こんな台詞みたいなメール送れねぇよ。 消そうと、クリアボタンを押そうとしたら… 間違って送信ボタン押しちゃいました… 「りょぉうぅじぃぃ」 怒りと恥ずかしさとが混じって雄叫びを上げた。 「いや わりぃ まさか送信するとは…アハハハ」 腹を抱えて笑う亮司の隣で、俺は頭を抱えていた。