もう月が見え始めた夕方。


俺達の暮らすこの町で
今日も俺は蛍から逃げ回っている。







でもこれが
俺達の正しい在り方。





後ろから追いかけてくる蛍に振り返った。

蛍は50メートルくらい後ろだ。


恥ずかしい・・・けど、
こんなこと言えるチャンスは今しかない。


・・・よし!


「蛍っ!」

「なんだヘタレ敦夢!!」





「ずっとこのまま、一緒に居ような!!!!」