適当に座って弁当を開ける。

真人はいつものチョコパン。
コイツは顔に似合わず甘党だからな・・・

のんびり喋りながら昼飯を食う。
なんて幸せな昼下がりなんだろう。
平和って素晴らしい。

このまま午後の授業をサボろうか・・・

“ザワザワ・・・”

「なぁ真人・・・大人数の話し声しねぇ?」

「あ、やっぱ敦夢も聞こえた?」

「誰か来るんじゃね・・・」
“ガチャンッ”
“バタンッ”
“ガチャン”
“ガチャンッ”
“バタンッ”

「わっ」

突然大人数の女子が屋上にかけ上がって来た。


「いたっ北浦くん!!!」
1人が指を指した。

あ・・・何?俺?