その日はそのまま、何もなく終わった。


次の日、また上靴がなかったケド
隠してあるのは同じトコだったからすぐに見つかった。

教室にはいつも通り、誰もいない状態だった。


「あ、蛍・・・」

「あ・・・・おはよう。」

敦夢だ・・・


「昨日、あのあと何もなかった?」

「うん。大丈夫・・・」

「そっか。よかった・・・」


「「・・・・・」」

敦夢は心配してくれている・・・

同情じゃなく、本心のまま。
彼は、そんな人だから・・・

気が付けば私は敦夢に支えられていた。

敦夢は私の過去も知っている。
だから余計に心配しているに違いない。

心配なんてかけたくないのに・・・

これ以上迷惑なんてかけれないのに・・・

これ以上私に近いところには
来てほしくないのにー・・・


でも・・・・。