「嘘ォ〜・・・!なんでなのォ〜!?知ってたら告白なんてしなかったのに〜!!」

泣きじゃくる松江さんを付き添い2人が慰めながら自分達のクラスのバスへ誘導していた。



俺は真人に向き直った。

「ま、そ-ゆ-コトだから。」

「いつから・・・なの?」
亜衣が深刻な顔で聞いてきた。

「ちょっと前・・・だよな。」
「うっ・・・うんッ」

「まさくんにも言ってなかったんだよね?」

「まぁ・・・うん。」

「なんで?まさくんは親友じゃなかったの?ずっと隠したままのつもりだったの!?」

「すぐにでも言おうと思ってたよ!タイミングが・・・なかなか・・・・」

「そんなの言い訳でしょ!?私はあっちゃんのこと友達だと思ってたし、まさくんだって親友ならちゃんと話せばよかったのに!!」

「いいから亜衣!落ち着いて」

わけもわからず叫ぶ亜衣を真人が止めた。