「はやくっ・・・はやくやっつけろよおぉぉ!!!!」

ウチはお兄ちゃんを睨んだ。


「偉そうなコト言うくらいなら自分でどーにかしろよ」
・・・・って言うのを我慢しながら。


私は蜘蛛を手に乗せて窓から外に逃がした。


お兄ちゃんは涙目になっていた。