「北浦く〜ん!!」
「うそっ!?コッチ見た!!」
「北浦くんが見たのはアタシだし!!」
「かっこいいッ!!」



今日もいつものように
女子共が俺を見て騒ぎ出す。


うるせー・・・


俺はそうとしか思えなかった。



「敦夢、今日もモテモテだなぁ♪うらやましいっ!!」

親友の真人(マサト)が
俺の横でニヤニヤしながら言う。



「何がうらやましいんだか・・・俺にとっては迷惑なんだけど。」


いつものように こう返す。


これは俺の日常。



モテてよかったと思ったことなんて
俺には1度もない。


俺は女が嫌いだからー・・・。