本社に行くと言っていたから本社に行ってみよう



尾行しようと思い帰宅する空雅を追いかけた



あれ…………



九頭竜財閥の本社がある方向とは逆に歩きだした



不安で堪らない



嘘をついてまで私といたくないのだろうか



「空雅さん」


空雅を呼んだのは私ではない



綺麗な女性



女性は空雅の腕を自分の腕と絡ませ歩きだした



空雅は私が好きじゃないんだ………





それからどうしたのか全く記憶にない