こうして、私には2人目、彼にとっては1人目の友達ができた。 「じゃあ、千草が教室で待ってるからいくね。」 ポンポンとコンクリートの屋上に座ったせいでついた小石を払って立ち上がる。 「ぇ…」 何か信じられないかのように目を丸くしてみてくる。 なによ、すごい何か言いたそうに見ないでよ…。 「何か?」 「ぃゃ…」 ぼそりと呟いて肩を落とす彼に頭に?を浮かべながら、屋上を後にした。