「でもさ~好きな子の泣き顔見れないってちょっと損してんな」



文哉が考えるように俺に言う。
損って…むしろ良いことなんじゃねぇの?




「だな。篤人ざんね~ん♪」



あぁ…鈴太、完璧に酔っ払い。



「文哉、損って?」



「ん~、だって彼女の泣き顔は最高に可愛いし守ってやりたくなるし


それに弱い部分を見せてくれて安心してもらえてるっつ~の?信頼されてるな~みたいな」






ふ~ん・・・
知花子の弱い部分、あんま見たことねぇ~なぁ。
いっつも明るくてこっちも元気になるような笑顔だから…