知花子の言葉を聞いて更に腕に力を込める。
熱がある彼女の身体は熱い。



「昨日は世界が真っ暗だったのに、また篤人くんの隣に自分がいれるなんて」



「…知花子、ごめんな」




顔を少し上げた知花子と視線がぶつかる。
顔が赤くて涙目の彼女がすごく愛おしい。







「ふふっ…お粥作ってくれたから許してあげる


それに私、篤人くんが大好きだもん」




「ありがとう、こんな俺を許してくれて…



俺も知花子が大好き」





2人の顔が近づいて、そっと優しい触れるだけのキスをした。